パンフレットとリーフレット、この言葉を耳にした際にどのような印刷物を思い浮かべますか?
それぞれがどんな印刷物を具体的に指しているのか、ぼんやりとイメージが思い浮かぶとは思いますが、明確に使い分けをしている方は意外に少ないかもしれません。豆知識に近いものですが、今回はパンフレットとリーフレットの違いについてご説明していきたいと思います。
パンフレットとは
パンフレットは複数枚の紙を綴じた印刷物のことを指します。無線綴じのように糊で綴じているタイプではなく、ホチキスで綴じた印刷物である冊子のことをパンフレットと言います。
パンフレットと聞いて一般的にイメージされるのは会社案内や映画・旅行のパンフレットなどが多いと思いますが、まさにイメージで思い浮かべる通りというわけですね。
中綴じの場合、8ページ~数十ページまでボリュームがありますので、掲載できる写真・テキストなどの情報量は印刷物の中では比較的多い部類になります。そのため、自社のアピールをする会社案内や商品を掲載するなど、広告宣伝用途で使用されるケースが多いように見受けられます。
ただし、いくら掲載できるボリュームが多いと言っても内容がまとまっていないと読み手には漠然としたイメージしか伝わりません。読み手(ターゲット層)の人物像を具体的にイメージしてから掲載内容を決めることで、より効果的に読み手の印象に残る内容を作成することができます。
リーフレットに比べると掲載できるボリュームが多い分、作成にかかる費用も高めになりますが、きちんと形にすれば大きな宣伝効果も見込めます。
リーフレットとは
リーフレットとは、1枚の紙を折りたたんで作成する印刷物のことを指します。例えば、A4の紙を巻き三つ折りにして仕上げる場合はパンフレットではなく、リーフレットと呼ぶのが正しいです。
リーフレットは英語では「Leaflet」と書くのですが、その語源は「Leaf=葉っぱ」からきていまして、葉っぱが1枚の紙をイメージさせるので、1枚の紙からなる印刷物のことをリーフレットと呼びます。
パンフレットに比べたら掲載できるスペースが限られているので、チラシ的な宣伝用途、簡易的な案内を掲載する用途として使う場合が多いです。また、仕上がりのサイズを変形サイズにすることもパンフレットと比べれば容易なため、限られたスペースやすでに設置されているラックに置く場合などにもサイズ調整がしやすいのが特徴です。
サイズによる見せ方としては別の方法もあります。パンフレットに比べて展開サイズを大きくすることも可能で、例えばA4 3面分のスペースを見開きで使用できるなど、インパクトのあるデザインや見せ方ができる場合もございます。
ただし、トータルで掲載できるボリュームはパンフレットよりも少ないので、事前に掲載する情報をピンポイントに絞ることが重要です。掲載する内容がまとまったらラフを書き、実際にデザインに移る前のイメージを具体的に固めて行くのもおすすめです。
まとめ
ここまでの説明でパンフレットとリーフレットの違いについてはお分かりになったかと思います。
どんな内容を掲載したいのか、印刷物を手にする読み手はどんな層を想定しているのか、どんなデザインにしたいのか、どこに置くのか、どんな用紙を使いたいのかなどの条件によってパンフレットとリーフレットを使い分けるのがおすすめです。
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